
市議会議員の傍聴は18名中0名、監査委員からの質問もなし
令和8年9月15日、五島市元職員による不正行為等に関する第三者委員会設置事業の委託費913万円について、住民監査請求に係る陳述を行いました。
本件については、令和8年7月6日の五島市議会において、地方自治法第98条第2項に基づき議会として監査を求める決議案が提出されましたが、否決されています。
その後、私は8月14日、地方自治法第242条第1項に基づく住民監査請求を提出し、8月26日付けで正式に受理され、今回の陳述に至りました。
今回の請求で問題としているのは、第三者委員会を設置する必要があったか否かではありません。
委託費913万円について、契約手続、予定価格、見積内容、積算根拠、実際の業務量、履行確認及び支払事務が適正であったかという、財務会計上の問題です。
陳述会の傍聴状況
当日の傍聴者は、次のとおりでした。
- 五島市議会議員 0名(全18名中)
- 新聞記者 1名
- 市民傍聴者 6名
議会で一度は監査請求決議案(中西氏提出)として審議され、さらに私から議長及び全会派に抗議及び申入書を送付していた案件ですが、市議会議員の傍聴者は一人もいませんでした。
議員には陳述会を傍聴する法的義務はなく、それぞれ事情があった可能性もあります。したがって、欠席の理由を推測して断定する考えは毛頭ありません。
しかし、受理された住民監査請求について、請求人が何を問題とし、どのような根拠に基づいて陳述するのかを直接確認した議員が一人もいなかったことは、客観的な事実として記録しておきます。
一方、市民の方が6名傍聴され、新聞記者も取材に来られました。本件に対する市民及び報道機関の関心が示されたものと受け止めています。
監査委員からの質問はなし
254分にわたる陳述終了後、2名の監査委員から私に対する質問はありませんでした。
質問がなかった理由は分かりません。
提出済みの請求書、補足説明書、証拠資料及び今回の陳述によって、請求の趣旨が伝わったためなのか、それとも別の理由によるものなのか、現段階で推測することも控えます。
監査委員が今後、契約関係書類、見積書、履行確認資料、成果物、支払関係書類などをどこまで具体的に調査し、どのような判断を示すのかを待ちますよ。
新聞記者からの取材
陳述終了後、新聞記者から取材を受けました。
私は、本件について、住民監査請求の段階だけで終えるのではなく、監査結果の内容によっては住民訴訟を提起することも視野に入れ、当初から資料を収集し、請求内容を整理してきたことを説明しました。
取材のやり取りからは、監査結果が示された段階で記事として取り上げることを検討されているように感じました。ただし、実際に記事化されるかどうかは、報道機関の判断です。
今後について
住民監査請求が受理されたことだけで、委託費913万円の支出が違法又は不当と認定されたわけではありません。
同時に、議会が監査請求決議案を否決したことによって、契約や支出に問題がなかったと確定したわけでもありません。
今後重要なのは、監査委員が提出資料と市側の関係書類を十分に調査し、契約、積算、履行確認及び支払の適正性について、具体的な根拠を示した監査結果を出すことです。
監査結果が公表された際には、その結論だけではなく、どの資料を調査し、どの事実を認定し、どのような理由で判断(棄却)したのかを検証します。
また、議会で監査請求決議案を否決した各議員が、監査結果を受けてどのような説明と対応をするのかについても、引き続き監視していきます。

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